Nikon Z5 24-200mmレンズキット購入
Nikon Z5とは
フルサイズのセンサーを搭載したミラーレス一眼です。
Zマウントという、新規格のマウントを使用できます。SDカードを2枚挿入することができるのも特徴です。
価格について
ボディ単体だとだいたい16万円前後でしょうか。とはいえこのお値段は初心者用でもあります。プロ用の高いものだと30万円以上ですからね。
24-200mmレンズキットについて
そして私が選んだのはNIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRというズームレンズがセットになっているモデルなんですね。
これひとつで広く、そして遠くを撮影することが出来るんです。
箱の中身を並べてみるとこんな感じです。
見た目
Nikon Z5の見た目ですが、かなりキュートですね。
フォルム的には丸みがあるデザイン!
センサーが大きいカメラですので、そこそこ大きい感じです。
手に持ってみるとずっしりきますね。
純正のストラップ(黄色いやつ)を付けてみたのですが、ちょっと短いという感じ。
私の場合、ちょっと長い方が取り回しが楽なんです。
特にバックパックなんかしょってるとけっこうストラップが短いと不便なんですね。
ですので、ちょっと長めのストラップを別途購入しました。
やはり個人的には長めの方が楽だと思います。
使い心地はどうか
重さについて
さてさて、実際に購入してみて使い心地はどうかと言うと。
まず最初に少し重い、というのはあります。特にこのZ 24-200mmのレンズを装着すると重みを感じます。
私が今まで使用してきたマイクロフォーサーズやAPS-Cのカメラとはかなり違いますね。
まず、このNikon Z5を購入するのであればこの大きさと重さはある程度覚悟しておきましょう。
旅行での使用感について
私の場合、旅行でよく飛行機などを利用します。
最近利用したのは東京に撮影旅行に行ったんですね。
その時にLCCのピーチとジェットスターを利用しました。
こういう時って機内持ち込み荷物だと7kg制限なんてものがあるんです。
私はカメラバックにカメラやパソコンを入れて機内持ち込みにしたのですが、やはりギリギリの重量になりました。
このNikon Z5は675g、そしてNIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRは570gとなっていて合計1245gとなります。
その他にもいろいろなレンズやカメラなどを持っていくとあっという間に7kgに収まらなくなってしまいます。
したがって、飛行機の機内持ち込みを利用したい方はこの重量を考慮しておく必要があります。
特にAPS-Cのカメラだと重量的にはフルサイズカメラの半分くらいになることが多く、コンパクトにまとめることが出来ると思います。
ちなみにこの時のカメラバックに入れていた内容ですが、パソコンは軽量のSurface Pro7、そしてカメラとレンズはNikon Z5とNIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR、NIKKOR Z 50mm f/1.8 S、Nikon Z50、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR、TTArtisan 35mm f/1.4 C、LUMIX G 42.5mm/F1.7などを入れていたんですね。
めっちゃ多い!と思われたかも知れません。
しかし、撮影旅行って多くのレンズやカメラを持っていきたいものですよね。
それぞれの重さは
- Nikon Z5 675g (フルサイズ)
- Nikon Z50 450g
- NIKKOR Z 24-200mm 570g (フルサイズ用レンズ)
- NIKKOR Z 50mm f/1.8 415g (フルサイズ用レンズ)
- NIKKOR Z DX 16-50mm 135g
- TArtisan 35mm f/1.4 C 180g
- LUMIX G 42.5mm/F1.7 130g
となっています。
フルサイズ用のレンズの重さは飛びぬけて重いですね。
ですので、すべてをAPS-Cやマイクロフォーサーズにするともっと多くのレンズを持って行くことが可能になるんです。
ということで重いというのは結構ありますし、飛行機や旅行などで持っていけるレンズの幅が狭まってしまいます。
ですのでこのNikon Z5やフルサイズを購入する方はこの点、検討されてみてください。
個人的にはAPS-Cのカメラでも十分な画質はあります。
Nikon Z50と並べてみると
ただ、やはりフルサイズなだけあってボディは一回り以上大きいですね。
Nikon Z50のキットレンズがコンパクトなのもありますけどね。
ボディを並べてみるとこれだけ差があるんですね。
右がNikon Z5 左がNikon Z50です。
Nikon Z5は大きいですが、右側にあるボタン類が多くなっています。
それにファインダーも大きく液晶も大きいです。
特にNikon Z5はジョイスティックで操作できるのも良いですね。
操作性について
操作性に関してはやはりNikon Z5の方が上でした。
まずジョイスティックがありますので、AFを合わせることが早くできます。
ということもあり、それぞれ使い分けをしています。
ここぞ!という高画質で撮影する場合はNikon Z5で撮影して、スナップなどのフットワークが軽い撮影はNikon Z50を使用していきます。
とはいえもちろんNikon Z5でもスナップをやっていきますけどね。
センサーが大きいと写真が綺麗です
実際に撮影してみるとJpeg撮影では、ぱっと見からフルサイズのフォーマットの違いを感じ取ることが出来ました。
これは一眼レフを購入した時の感覚に似ていて慣れているフォーマットとの差を感じたのだと思います。
そしてAPS-CのNikon Z50と明確に差が出るのはJpegよりも現像です。
私は普段現像はPhotoshopで行っています。
APS-CフォーマットのRAWとフルサイズのRAWとはやはり現像時の自由さが違いました。
特にAPS-Cではすぐに白飛びしてしまうような空でもNikon Z5は粘ってくれます。
フルサイズの真価はやはり現像時にあるのだと思います。
Nikon Z5の弱点
よくNikon Z5は暗いところのAFが弱いという話を聞きます。
まあ実際に遅いし、明かりがない暗めな部屋だと合わなかったりするのは確かです。
しかし、夜でも明かりがあれ早くはないですがAFは合ってくれますので、ゆっくり撮影するスタイルであればそれほど気にはならないです。
動きものを撮る目的ではなく、スナップ程度の撮影では問題とは感じませんでした。
いざとなればMFで合わせれば良いのでほとんど問題なく撮影できていますよ。
こういう場面であってもしっかりAFは合焦します。
NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRについて
このキットレンズ、24mmから200mmの焦点距離をカバーするズームレンズです。F値はF4-6.3とそこそこ暗め。
このレンズで風景やスナップなど、いろいろ試してみましたが。
写りに関してはかなりイイ感じです。
開放F値だと柔らかい時などはありますが、しっかりと絞ればパキッとシャープに写りました。
広角側から望遠端に伸ばすとこんな感じです。
そして暗いレンズということですが、ここを気にする方も多いでしょう。
暗いレンズだと背景がボケにくいですからね。
私の場合完全に割り切って使っています。
風景などはパンフォーカスで撮影することが多いので結局絞ることになりますし、どうしてもボケが必要な場合は望遠端で撮ればある程度ボケてくれます。
ボケの作例です。
きれいにボケてくれていますね。
望遠側で撮ればこのくらいはボケてくれますので、風景では普通に絞ってぼかしたい場合は望遠側で撮るという使い分けが出来ればそこまで不便ではないと思います。
ただ、暗い場面だとISO感度がけっこう上がってしまいますので、そこは仕方ない部分ではありました。
作例
こういう日差しが雲の合間から差している風景はまさに得意分野だと感じました。レンズもF8まで絞り込み全体にフォーカスが合っています。
これは和光時計台を撮影したものです。コントラストも高く、空も青々と表現できていますね。
こちらは商業ビルを撮影しました。朝の日差しがビルに当たってコントラストの高い美しい表現になっています。
どれもズームレンズに似合わず高画質ですね。
拡大すると若干ソフトなところはありますが、十分写っていると思います。
SNSにアップする程度あればまず問題ない画質だと思いますよ。
Nikon Z5を購入するべきか迷っている方へ
このカメラ、エントリー価格のフルサイズで安く性能もわりと良いカメラです。
フルサイズですので、やはり重いというところはあります。
旅行が多く荷物を軽くしたい場合や、多くのレンズを持っていきたいのであればAPS-Cなど小型のカメラの検討も必要になるでしょう。Jpegで撮影する程度ではさほど写真は変わらないと思います。
ただし、RAWで撮影してlightroomやPhotoshopなどで現像したり、編集したいという方は、かなり現像に対する耐性がありますので、フルサイズであるNikon Z5をお勧め出来ます。
次に、キットズームレンズであるNIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRは焦点距離の幅がかなり広く、あらゆる場面に適している便利レンズです。
写りも絞ればかなり良いと思います。拡大すればそこそこソフトな部分はありますが、全体でみれば特に問題を感じませんのでこの焦点距離が欲しい方にはかなりおすすめできるレンズです。
安くフルサイズを体験したい方は参考にしてみてくださいね。